1946年創業、塩釜の老舗ラーメン店「来々軒」

令和の世でも昭和のオールドスタイルを貫き通す人気店を味わいたい。

こんにちは、アサノタケフミです。

塩竈に通う私はいつもハードなラーメンばかり食べているわけではなく、週に2回はソフトタッチなラーメンを食している。そんな中でも頻度が高いのは来々軒の中華そばだ。

出汁は「豚肉」と「鯖」と語った記述を見た(1ファンとして取材はしないことにしている)。この癖が少ない「醤油ラーメンといったらこの味!」というような風味は時代を超えて愛され続けている。

具となるのは、チャーシュー・ネギ・メンマ。チャーシューはしっかりと歯ごたえを感じ、旨味が凝縮されている。アクセントのネギはスープとなじみ、ついスープを飲み干したくなってしまう。メンマはこちらも歯ごたえを残し満足度を高めてくれる仕様だ。肝心の麵なのだが、ここが興味深い。この時代のラーメンならば触感が柔らかく、腰が少ないものが多かったように感じるが、来々軒の麺は触感・のどゴシが絶妙で麺がおいしい印象がある。コシが残っているため、ずるっとすすった時に次の箸がどんどんと進んでいくのである。

来々軒には、もやしそば(あんかけ)、チャーシューメン、タンメンの3種類に
夏場は冷やし中華、売り切れてなかなかお目にかかれないチャーハンとメニューも絞られている。
みそラーメンはない。

1946年、当時いろいろな文化が入り交じり、心が揺れたことだろうと想像するが、あえて変えずに続けることに魂を感じる。だから

また、行かせていただきたい。

参考 塩釜商工会議所 HP
http://www.shiogamacci.jp/service64.html